脳梗塞のリハビリはいつから始めたらよいのでしょうか?
リハビリは発病と同時に始めたほうがよいといっていいでしょう。
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なぜでしょう?
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マヒしてしまった手足は放っておくと関節が固まってしまうからです。
筋肉も萎縮して細くなり、骨も萎縮して折れやすくなるからです。
もし、このような状態になってしまったら、あとで手足の筋力が回復しても、手足はうまく動かせなくなってしまうのです。
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ですから意識のない患者さんでも、回復したときのことを考えて、寝ている体位に気をつけ、手足の位置を正しく保つようにして、ときどき動かしてあげる必要があるのです。
失語症になると、話し言葉だけでなく、書く、聞く、読むなどの理解力や計算能力にも障害が生じます。
言語のリハビリの開始は、病気が急性期を過ぎて精神状態が安定してからでよいです。
運動のリハビリのように急いで開始する必要はありません。
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リハビリは専門家の指示に従って行われます。
患者さんのその時点における最も適したプログラムを作成して、リハビリを行います。
リハビリは患者さんにとってもけっして楽な治療ではありません。
ときには気が進まないときもあるはずです。
そんなとき、
家族は、変な同情やいたわりの言葉をかけるのではなく、ときにはしかり、時には、励ますことも必要です。
しかし、一番必要なのは、患者さん自身の執念と努力です。
とかく患者さんは消極的になり、人から同情されたり、助けられたりすることになれて、甘えてしまう傾向があります。リハビリのポイントは、くじけることなく訓練を重ねることです。
脳梗塞で出た症状を治療によって100%取り除くのは、多くの場合難しいです。
良くなる場合もありますが、何らかの症状は後遺症として残ってしまうのが普通です。
もっとも一般的な後遺症は片麻痺といって、体の片側の顔や手足に麻痺が残り、動きが自由に出来なくなるものです。

程度の差はあっても、ろれつがまわらなくなったり、言葉を思い出しにくくなったり理解できなくなったりする言語障害もよく見られます。
さらに、ものをうまく飲み込めないといった症状が出ることがあります。
それを少しでも軽くするためには・・・やはり、リハビリテーションが非常に重要になってきます。
リハビリでどこまで機能が回復するかは、病気の程度や本人の意欲などに左右されます。
しかし、どんなにリハビリに励んでも何らかの障害が残ってしまう場合がほとんどです。
50歳前後の比較的若い人でも、発症後6〜14ヶ月で回復が頭打ちになると言われています。
これが60歳以上になれば麻痺の回復は、6ヶ月以内で止まってしまうのが普通です。
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体の機能の回復という点だけを取り出せば、リハビリに過剰に期待するのは間違いと言わざるを得ません。
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★体の機能を回復するだけがリハビリテーションのすべてではありません。
リハビリテーションの本来の意味はいかに「人間らしく生きる権利」を取り戻すかということでもあります。
障害が残った患者さんは落ち込むでしょう。リハビリを体の機能の回復と考えていたのでは、ここから一歩も前に進むことはできません。
★患者さんが障害を受け入れるまで・・・時間の経過を右軸に示しますと
スタート 〜 時間の経過 ・・・
-> ――――――――――――――――――――――――>> 時間
<発病>
<ショック>
<否認>
<怒り・恨み>
<悲嘆・抑うつ>
<解決への努力>
<受容>
右手が麻痺し、字が書けなくなったとします。その時どのようなリハビリが行われるのでしょうか?

一般の人は、右手を訓練し、なんとか読める程度に書けるまでに回復させると思われるでしょう。
しかし、実際には右手の訓練と同時に、左手で字を書く訓練も始めます。
右手の障害を認め、その上で左手で字を書くという新しい生活を構築するためです。
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元の生活に戻るのではなく、障害があることを認め、そのうえで新しい生活を構築していく必要があります。
リハビリテーションとはそれを
支援していくためのものなのです。 |